ハムスターが砂場を掘る理由と対策!過ごしやすい環境を作ろう

ハムスターが砂場を無我夢中で掘る姿をみると、何か問題があるのか、飼育環境に問題はないのかと心配になってしまいます。
ハムスターが砂場を掘るのには理由があるのですが、ではなぜ砂場を掘るのでしょうか。砂場を掘るハムスターにしてあげることとは?
砂遊び用とトイレと兼用してもいいのか、別に用意した方がいいのかでも迷ってしまいますので、これについてもご説明します。
ハムスターにも個性がありますので、よく観察して過ごしやすい環境を作ってあげましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

うさぎがタオルをかじる時にはどう対処?噛み癖のしつけ方法

ペットのうさぎには、ケージの中にあるお気に入りのタオルをかじるといううさぎもいます。あまりに噛む...

水槽リセット時期と手順・注意点・水換え頻度と立ち上げについて

水槽のリセットを行う時期がいつが良いのか、アクアリウム初心者の方はわからないこともありますよね。熱帯...

猫の捕獲器は自作可能!材料や作り方、設置方法などを解説

猫の捕獲する際に便利な捕獲器は自作することができます。材料も100均を使えば費用を抑えることがで...

野良猫が捕獲器に入らない時は?一回目が勝負!餌を工夫しよう

野良猫を安全に捕獲するために必要な捕獲器ですが、警戒心が強い野良猫はなかなか入らないことの方が多いで...

猫が肉球に汗かく理由は?肉球で猫の状態がわかる!肉球の役割

猫が肉球に汗かくことをご存知でしょうか。猫の肉球を触ったときに汗で湿っていたことはありませんか?猫の...

メダカが孵化する直前までの卵の扱い方や孵すポイント

メダカの卵は孵化する直前まで気を抜けないですよね。では、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?...

捨て猫の子猫にミルクを与える時の方法!体温確保が大切です

捨て猫を保護した時、子猫にミルク与える場合はどうしたら良いのかわからないこともありますよね。捨て猫を...

ハムスターの小屋を手作りするときの注意点やポイントを紹介

ハムスターの小屋を手作りするのは、身近なアイテムを使って工夫次第で簡単に作れます。これからハムスター...

メダカの飼育を屋内でするなら最適な季節や育て方の注意点とは

メダカの飼育は屋外でも屋内でもできますが、屋内でするなら季節もポイントになるようです。では、...

文鳥のオス・メスはわかりにくい!見分けるポイントと注意点とは

文鳥にはオスとメスがいますが、その見分け方は難しいといいます。なのでヒナのうちは文鳥の見た目...

グッピーの稚魚の大きさと成長速度・与える餌や頻度について解説

グッピーの繁殖に挑戦しようと思っている人の中には、稚魚の大きさが一体どのくらいなのか知りたい人もいる...

ハムスターが喧嘩で怪我したときの対処法とさせないためのコツ

ハムスターは複数のハムスターを同じケージで飼うことで激しい喧嘩になり、気がつけば怪我をしていることが...

子猫が2ヶ月ならケージに入れて飼ったほうがいいワケと飼い方

生後2ヶ月のよちよちの子猫はケージに入れて飼うことをオススメします。猫は自由に遊ばせたほうが...

うさぎのハーネスの簡単な作り方!かわいい服を着せてみたい

うさぎをお散歩させる時に必要なハーネスですが、自分で作った可愛いハーネスを付けてみたいと考える方もい...

ネオンテトラの繁殖時期とは?健康的なオスメスを見分けよう

ネオンテトラを増やしたい場合、まずは繁殖時期を見極めることが必要です。ではネオンテトラの繁殖...

スポンサーリンク

ハムスターが砂場を掘る理由

ハムスターがすごい勢いで砂場を掘っていることがあります。そんな様子を見ると心配になり、問題があるのなら対策をしなくてはと考えてしまいますよね。ハムスターが砂場を掘る原因にはいくつか考えられます。

  • 習性
    ハムスターはもともと穴を掘って生活しているので、暗くて狭い場所を好みます。巣箱の入り口に向けて砂を掘っているようなら、巣箱の入り口を砂で塞いで、より落ち着ける場所にしようとしているのかもしれません。
    または、巣箱が気に入らなくて、砂を掘って寝床を作ろうをしていることも考えられます。
    また、繁殖期を迎えたハムスターは巣作りをしようとしている可能性もあります。
  • 砂浴び
    ハムスターは砂浴びをして体のついた汚れを落とします。砂はハムスターにとってのお風呂の役割もします。ハムスターは水に弱いので、砂を使って体を清潔に保とうとしているのです。
  • 体を冷やすため
    暑い時期なら、砂を掘って、砂で体を冷やそうとしているのかもしれません。ハムスターは寒さに弱いですが、暑さも苦手です。
  • ストレス発散
    砂を掘ることでストレス発散している可能性もあります。ハムスターの運動のひとつになっているのかもしれません。

砂場を掘るハムスターへの対策

ハムスターが砂場を掘るときは、砂を厚めに入れてあげてください。

ストレス発散で砂場を掘っている場合なら、砂が少ないとすぐにケージの底が出てしまいます。ほんの少しだけ掘って終わりという状態ではちょっとかわいそうです。ある程度は思い切り掘ることができるよう、砂を多めに用意しておきましょう。
砂の他に床材でも同じです。床材を掘っているときも、床材を集めに敷いてあげて、掘ることができるようにしてあげてください。

ハムスターを飼育する環境は、できる限り野生の状態に近づけてあげることも必要です。

野生のハムスターは穴を掘り、狭くて暗い場所を住処とします。ペットとして飼っているハムスターにも出来るだけ似たような環境を用意して、穴掘りも存分にできるようにしてあげましょう。

ハムスターのケージに入れる砂は殺菌された砂を用意してあげてください。それほど高価なものでなありません。
砂場を掘ると掃除も大変になりますが、かわいいハムスターのためですから、少しぐらいの手間は仕方ないと思ってくださいね。

砂場を掘るハムスターにかじり木を与えるのもおすすめ

砂場を掘るのが習性からの場合は仕方がありませんが、砂が飛び散って掃除が苦痛になってくることもあります。ストレス発散のために掘っているような場合は砂掘りやめせるために、他に夢中になれるものを与えてみると良いです。

ハムスターはかじることでもストレス発散をしますので、かじり木を用意してみてください。かじり木に夢中になって、砂場を掘ることをやめるかもしれません。
砂場を掘ることに夢中になっているハムスターに砂を掘るのをやめさせることは難しいですしかわいそうです。ハムスターの意識が違うところに向くように、飼い主側で工夫をするしかありません。

トイレの砂を掘る場合は、トイレを一周り大きいものにしてみるのも良いでしょう。大きめのトイレなら、砂を掘ってもトイレの中でおさまります。トイレから砂が飛び散ってケージ全体を汚すことがなければ、掃除もそれほど大変ではなくなるでしょう。

暑くて体を冷やす目的で砂を掘っているような場合なら、飼育環境を見直して、ケージの中に涼しい場所を作ってあげるなどの工夫も必要です。ハムスターは寒さも苦手なので、室内全体を冷やすのではなく、ハムスターのケージに中でも涼しい場所を作ってあげると良いです。

ハムスターに砂場を与えるべきかの判断とトイレとの兼用について

ハムスターが砂場を掘ると砂が飛び散って掃除の手間になってしまいますが、砂を掘ることはハムスターの習性であって、必要なことのようです。

ハムスターの様子をよく観察してみてください。1日のうちに何度も砂場に入っているようなら、砂場が大好きという証拠です。また、砂場を砂浴びの場所として認識しているのかどうかも観察してみてください。砂場は砂浴びだけの場所とは限らず、寝床として使っている場合もあれば、頬袋に入れたエサを砂場で食べる場合もあります。もしかしたらトイレとして使っている可能性もあります。ハムスターがどのように砂場を使っているのかを知ることで、砂場が必要なのかどうかを判断することができます。

砂場をトイレと兼用にしている場合は、できれは分けてあげるようにしてください。ハムスターを飼い始めたばかりなら、ハムスターが砂場をどのように使うのかわからないので、しばらくは様子を見てみます。次第にハムスターがどこをトイレにしているのかがわかってきますので、そこでトイレにはトイレ用の砂を用意して、トイレとは別の場所に砂場も用意してください。

トイレ用の砂と砂場用の砂は違いますので、使い分けてください。トイレ用の砂は粒が荒く、砂場用の砂は粒が小さくてサラサラしています。

ハムスターの砂場の交換頻度と交換の手順

ハムスターの砂場の砂は、1日1回交換するようにしてください。

交換するときはハムスターの生活リズムを崩さないように、できるだけ毎日同じ時間に交換をすることもポイントです。ハムスターが起きている時間帯、できれば19~22時くらいの間に交換してあげてください。

砂の交換の手順

毎日同じ時間に交換することがポイントです。ケージの掃除のタイミングで行うと良いでしょう。

虫かごなどを用意して、掃除のときはハムスターをケージから出して、虫かごや別のケージで避難しておきます。

砂を入れ替えます。トイレとして使用している砂場は、オシッコがついた砂を少しだけ残しておくことがポイントです。オシッコの臭いを残しておくことで、次回からも迷わずトイレといて使用してくれます。

床材の交換やエサと水の容器の洗浄などケージの掃除も終えたら、ハムスターを戻します。

ハムスターが砂場を掘るのは、ハムスターにとって必要な行動なので、そっと見守ってあげてください。飼育環境に問題がある場合は、見直して整えてあげることも必要です。その他の場合なら習性やストレス発散からしている行動なので、砂は多めに入れてあげて、砂掘りを存分に楽しんでもらいましょう