猫が肉球に汗かく理由は?肉球で猫の状態がわかる!肉球の役割

猫が肉球に汗かくことをご存知でしょうか。猫の肉球を触ったときに汗で湿っていたことはありませんか?猫の肉球が汗で湿っていたら、びっくりする飼い主さんもいるかもしれませんね!

猫が肉球に汗をかくのは一体どうしてなのでしょうか。肉球以外に汗をかく場所は?

そこで今回は、猫が肉球に汗をかく理由と猫が汗をかく場所、肉球の役割についてお伝えします!

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

セキセイインコのおしゃべり練習は愛情を持って話かけるのがコツ

セキセイインコのおしゃべりの練習はどんなことに気をつけたらいいのでしょうか?セキセイインコを飼い始め...

ハムスターが砂場を掘る理由と対策!過ごしやすい環境を作ろう

ハムスターが砂場を無我夢中で掘る姿をみると、何か問題があるのか、飼育環境に問題はないのかと心配になっ...

ハムスターが喧嘩で怪我したときの対処法とさせないためのコツ

ハムスターは複数のハムスターを同じケージで飼うことで激しい喧嘩になり、気がつけば怪我をしていることが...

グッピーの赤ちゃんの成長と育て方・餌・成長速度について解説

グッピーの赤ちゃんを繁殖させて育てたいと考えている人もいますよね!グッピーの赤ちゃんは一体どのように...

ハムスターの小屋を手作りするときの注意点やポイントを紹介

ハムスターの小屋を手作りするのは、身近なアイテムを使って工夫次第で簡単に作れます。これからハムスター...

カラスの子供は飛べないまま巣立つ?ヒナが落ちていた時の対策

カラスの子供は飛べないまま巣立ちの時を迎えることがあります。道端などに飛べないヒナが落ちている光景に...

チンチラのケージの掃除方法。掃除で気を付けること

チンチラは頭もよく、人間にも懐きやすい動物です。これからチンチラを飼いたいという方は、チンチラの...

ミナミヌマエビの水槽の水温は何度が適温?夏はとくに注意が必要

ミナミヌマエビを飼育するときにはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか?とくに注意が必要なのが夏の...

野良猫が捕獲器に入らない時は?一回目が勝負!餌を工夫しよう

野良猫を安全に捕獲するために必要な捕獲器ですが、警戒心が強い野良猫はなかなか入らないことの方が多いで...

水槽リセット時期と手順・注意点・水換え頻度と立ち上げについて

水槽のリセットを行う時期がいつが良いのか、アクアリウム初心者の方はわからないこともありますよね。熱帯...

ネオンテトラの繁殖時期とは?健康的なオスメスを見分けよう

ネオンテトラを増やしたい場合、まずは繁殖時期を見極めることが必要です。ではネオンテトラの繁殖...

犬用バリカンと人間用とでは違うの?バリカンの選び方と使い方

犬に人間用のバリカンは使ってはいけないの?という疑問。バリカンを使えば自宅でも簡単にカットするこ...

ハムスターのトイレを手作り!向いている素材や作り方について

ハムスターはトイレの場所を覚えることができる動物だって知っていますか?ハムスターを飼育する際には、ぜ...

うさぎは雑草を食べる?うさぎに与えても良い食べ物と悪い食べ物

うさぎは雑草を食べることができるか気になる飼い主さんもいますよね。自然に育っているものだからうさぎに...

子犬を3ヶ月から留守番させるための上手なしつけのコツとは

子犬は3ヶ月くらいから留守番のしつけを始めることも大切です。では、そのためにはどんなしつけを...

スポンサーリンク

猫が肉球に汗かくのはどうして?

猫が肉球に汗をかいていると、暑いから対策をした方がいいのか、体調が悪くないのかと心配が出てきます。

犬や猫は身体の表面に人間のような汗腺がないので、身体にサラサラとした透明な汗をかく事がありません。
猫の場合の汗腺の場所は肉球です。

肉球に汗をかく原因

  • 滑り止め効果
  • 自分の匂いをつける効果

猫の肉球から出る汗は、体温調節としての効果とは違って、高いところに登ったり歩くときの滑り止めとしての効果があります。

高くて細いような場所をバランスよく歩いていたりしますが、この肉球の汗で、滑ってしまう事を防いでくれていたのです。

また、飼い主さんや、自分のベッドや好きな毛布などを、前足でフミフミする事がありますが、自分の匂いをつけている行動とも言われています。

肉球以外で猫が汗かくことはある?

猫は身体に人間のような汗腺がないために、身体に透明なサラサラした汗をかいて体温調節をする事ができません。

猫の祖先はもともと、暑い砂漠で生活していて、その環境から、少しの水分でも身体が機能できるように汗をかかなくなったと言われています。

足の裏の肉球と鼻の頭のあたりの1部には汗腺がある

このためたまに肉球が湿っていたりします。

人間は暑い時に汗を出して、その気化熱で体温を下げる効果がありますが、猫は、緊張した時などに分泌され、高いところにジャンプしたりできるようになります。

また、猫はアポクリン汗腺が発達いていて、透明なサラサラした汗ではなく、白い油のような汗が分泌されます。

この汗は猫の特有の匂いがあり、猫同士でのコミュニケーションに役立っていたり、飼い主など、仲間だと思っている人に対してスリスリして匂いをつけて仲間の証としたりします。

肉球に汗かく時は体温調節じゃない!猫の体温調節の方法は?

人間は、サラサラとした透明な汗を暑い時にかいて、その気化熱によって体温を下げて調節しますが、猫の体温調節の方法は違ってきます。

猫のグルーミング

猫はよく、身体を舐めてグルーミングをしていますが、キレイにするために身体を舐めるだけではなく、気分をリラックスさせたり、体温を下げたり上げたりの調節する効果があります。

猫は過ごしやすいところにいる

猫にとって、自分が過ごしやすいと思えるところに探しています。
冬の寒い日は暖かいところ、夏の暑い日は涼しいところの、お気に入りになる場所ができます。

猫のパンティング

犬がよくやっている、口を開けてハァハァしている呼吸の事を、パンティングまたは開口呼吸というのですが、この呼吸方法で体温を下げています。
この方法もたまに、猫もしようする事があります。

いずれも全身から体温調節ができない猫なので、効率はとても悪くなってしまいます。

なので、寒がりのイメージのある猫でも、熱中症になってしまう可能性が高いです。
温度や湿度をチェックして、しっかりと温度調節をしてあげたり、熱中症対策はとても大切になります。

猫の肉球を見れば体調がわかる!

肉球は脂肪で出来ていて、通常、健康であれば、肉球に弾力があってツヤもあります。
そしてその猫の毛に近い色となっているかと思います。

しかし肉球がいつもと違うような様子があれば、病気の可能性や怪我の場合もありますので気をつけましょう。

肉球の異変

  • 弾力がなく、固くなっている
    やけどをしてしまっている場合があります。夏の暑い日にアスファルトなどを歩いていないか考えてみましょう。
  • 色が変わっている
    いつもの色よりも薄くなっているなら、貧血になっていたり、低血圧になっている可能性があります。
    いつもの色よりも濃いなら、大動脈血栓塞栓症の可能性があります。
  • 腫れている
    怪我をして、その傷口から菌が入ってしまっていることが考えられます。

いずれの場合も、いつもと違う様子があれば動物病院に連れて行ってあげて、適切な処置をしてもらいましょう。

猫の肉球にはこんな役割もあります

肉球が役立つ時

猫の肉球はずっと触れていたいフニフニ感がありますが、この肉球は猫にとってとても大切な部分です。

猫が狩をする際に、獲物となる生き物を影からそっと忍び寄ります。

その時に肉球のおかげで足音を立てる事なく歩けるようになります。

また、猫はバランスがとりにくいような場所でも、高いところでも歩いていますが、汗で滑り止めの効果と同時に、どのようなところを歩いているかという認識を肉球を通してすぐに分かるようにする事が出来る事にも役にたっています。

もちろん高いところからジャンプした時の衝撃を、肉球の柔らかいフニフニ感で衝撃を抑えてくれる効果もあります。

なので、しつこく触ってイヤがられてしまわないように気をつけましょう。

また、大切なところなので普段から色などの異変がないかチェックしましょう。