金魚のための塩浴ですが、いろいろ気をつけなくてはいけないことがありますよね。
中でも水換え。どのようにして行うのがベストなのでしょうか?塩水の抜き方のコツは?どのくらいずつ換えた方がいいの?
金魚の塩浴中の水換えで注意するポイントと塩浴のための便利グッズについて説明します。
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金魚の塩浴の期間は最低何日間必要?その間の水換えはどうする?
金魚の体調が良くない場合には、塩水が良いと聞いた事があると思います。
金魚にとって、0.5%くらいの塩水は、もっとも体に負担がかからないといわれています。
金魚を塩浴させるときには、3日~1週間を目安に様子を見ます。
金魚を塩浴させるときには水交換を頻繁に行なうのが一般的です。
始めの数日間は、それまでに食べた餌を排泄物としてだしたり、粘膜が剥がれたりして水の汚れるスピードが速いです。
そのため3日間くらいは、毎日全量を水換えしましょう。
4日以降は様子を見ながら、2~3日に一度のペースで交換します。
金魚を塩浴させるのは、体調不良だったり、病気の初期で用いられる方法です。
しかし、塩浴して元気になったから淡水に戻して、また調子が悪そうだから塩浴させてというように、頻繁に塩水と淡水を行き来させる事は、金魚の調子を悪化させてしまうかもしれません。
金魚にとって、水質の変化はとても負担になることです。
短期間でコロコロと環境が変わるのは金魚にとって、とてもストレスとなることでしょう。
金魚を塩浴期間中の水換えで気をつけることとは?
金魚を塩浴させるときには、水換えを行ないますよね。気をつけたいのは、塩浴から淡水へ切り替える時です。
金魚にとっては水質の変化はストレスのかかることです。
塩水からいきなり淡水に切り替えるのではなく、少しずつ塩の量を減らします。5回くらいに分けて量を減らすのが良いでしょう。
例えば10Lの水槽で0.5%の塩浴をさせているとしましょう。
その場合、1L中に5gの塩が入っていますから、10L×5gで50gの塩が入っていることになります。
切り替え作業の1日目は水換えの際に水槽の塩水を1/5ほど抜いて、その量の真水を少しずついれます。
抜いた塩水は約2Lですから、10g程度の塩が水槽内から減ったことになります。
今の水槽の塩水は10Lに対して40gの塩がはいっていますから、0.4%です。
2日目には水槽の1/4程度の塩水を真水と交換します。
すると、10gの塩を抜く事が出来たので、0.3%の塩水という事になります。
同様に計算して、3日目は水槽の1/3程度の塩水を真水と交換、4日目は水槽の1/2程度の塩水を真水と交換します。
このように徐々に塩水から淡水へと替えることで、金魚への負担が軽くなるようにします。
金魚のための夏の塩浴の水換えは注意が必要!
金魚を塩浴させるときは、金魚の体調が悪いと感じた時でしょう。塩浴はとてもポピュラーな治療法となりつつあります。
簡単で効果のある治療法だと思われがちですが、注意しなくてはいけない点もあります。
金魚を飼育している方なら「濾過バクテリア」という名前を聞いた事があると思います。濾過バクテリアは金魚の排泄したアンモニアの分解をして水質を保ってくれています。
しかし、塩水ではこの濾過バクテリアが繁殖しません。そのため、アンモニアを分解してくれないのです。
また、水温によっては菌が繁殖しやすいので、塩浴は水を綺麗に保つ事がとても難しい治療法なのです。
そのため、塩浴させるときには頻繁な水換え必要になり、交換水量も1/2~全量が望ましいといわれます。
しかし、水交換は金魚にとっては負担となる作業です。本当に弱っている金魚の場合には、毎日の水換えに耐えられそうにない場合もあるでしょう。
そういう場合には、濾過装置をつけて水交換を1日置きにするなどして様子をみることになります。
金魚の塩浴用の塩は何でもいいの?塩浴している時、エサはどうする?
金魚を塩浴させる場合には、使う塩はどのような塩が良いのでしょうか?
実は塩選びについては、いろいろな見解があります。もっとも多い意見では添加物の少ない自然塩を選ぶというものです。
また、ミネラル分などが極端に多いものは避けたほうが無難でしょう。水質をアルカリ性に傾けてしまう可能性があるからです。
塩欲で気になるのは、塩の他に餌のことではないでしょうか?
最も多いのは餌はあげないという意見です。
しかし、病気の場合には体力をつけるためにも食べられるならあげた方が良いという意見もあります。
餌は水質悪化の原因になります。
食べ残した餌は腐敗して水質を悪化させますし、金魚が食べても排泄物を出すことになりますから、濾過バクテリアがいない塩水では、排泄物も水質悪化に直結するのです。
そのため、餌を与える時には毎日水換えする必要があります。
汚れた水を残しても仕方ないので、全量交換して方が良いでしょう。
水を毎日交換することに耐えられるかも、餌をあげるかあげないかの判断基準の1つとなるでしょう。
塩浴する時にこんなグッズがあると便利です!
金魚を塩浴させるときには、塩の量を測りますよね。
ですから、キッチンスケールなどが必要になります。計量スプーンでもはかることが出来ますよ。
ただし、計量スプーンは5g、15gと測ることができますが、大きな水槽の場合には使う塩の量も多くなりますから、スケールの方が便利かもしれません。
また、水の量もきっちりと測る必要があります。大きめの軽量カップがあると便利でしょう。
いつも計るのは面倒だという方は、塩水を作るバケツなどに印をつけることで毎回計量する手間を省く事が出来ます。
金魚の飼育をするなら、2Lくらいを計量できるカップを1つ持っていると便利です。
塩浴用にホスピタルタンクというものもあるようですが、これは用意しなくても問題ありません。
バケツなどでも十分です。
塩浴の場合には毎日のように水換えが必要になります。
金魚をいれるバケツと、塩水を作り置きするバケツの2つを用意できれば十分ではないでしょうか。