テレビ中継で相撲を見ていると、モンゴル人が多いことに気づく人も多いでしょう。
しかし、なぜ多くなったのか、なぜ日本にくるのかその理由についてまでは知らないのではないでしょうか。
今回は、モンゴル人が日本の相撲界に入る理由やなぜ強いかその理由について説明します。モンゴル相撲やモンゴル人の特徴について理解しましょう。
また、日本の相撲との違いについても説明します。モンゴル相撲には日本の相撲よりも多彩な技があったり、土俵のないなどいろいろな違いがあります。
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なぜモンゴル人が日本の相撲界に入るのかその理由について
日本の国技といえば「相撲」と答えられる人が多いと思いますが、テレビの大相撲の中継を見ていたら違和感を感じたことのある人は少なくないと思います。
それは「モンゴル人力士の多さ」です。
昭和の後期頃は、横綱と言えば日本人力士しか居ないほど、国技と大きく言えるスポーツでもあったのですが、平成後期にもなると「また優勝したのはモンゴル人力士だ」と思う人も少なくないでしょう。
今回は、そんな素朴な疑問の「なぜ大相撲にモンゴル人力士が多いのか?そして強いのか?」という点を中心に詳しくお伝えしていきたいと思います。
なぜモンゴル人力士が日本の相撲界にいるのか
簡単にお伝えするとすれば「親孝行」という言葉がピッタリです。
日本人の成人男性(20代~30代位)の年収が約300万~400万円程度と考えたとします。勿論諸説ありますので一概には言えませんが、モンゴルでは約5万円弱なのです。そう考えると年収だけを追っても数百万円差が生じるということがわかります。
また、日本の相撲界は横綱まで昇進すると年収は約3000万円強にもなり、モンゴル人力士にとっては大きな夢でもあり目標にもなる世界というわけなのです。
日本の相撲界では、十両力士からまとまった収入が入る
モンゴル人力士にとっては魅力の1つかもしれません。
お国柄、年功序列や親に対しての敬意がハッキリと示されているのもモンゴル人の特徴ですので、日本で得た収入を親に返す、親孝行するといった行動が多いのもその理由の1つなのです。
なぜモンゴル出身の力士は強い?その理由は子供時代にあります
では、なぜモンゴル人力士は強いのでしょうか?
顔も日本人と似ていて、体つきもさほど大差が無いようにも感じますが、その秘密はモンゴルの生活スタイルと国技にあるのです。
モンゴルの生活スタイル
モンゴルではゲル生活といった、遊牧民の生活スタイルも存在し子どもたちは馬や牛と遊びます。そのため大人になってからも馬や牛をひねり倒すこともできるほどの力が備わっているとも言われています。
ですので、モンゴル人は日々の生活スタイルだけで身体を鍛えているのです。他にはモンゴル相撲という日本の国技に大変良く似た国技があるのです。
モンゴル相撲は日本の大相撲と違い「押し出し」で勝つというルールはなく、全てお互いが組み合ってからの技で決まる国技のため、非常に足腰が鍛えられているとも言われています。
余談
しいてもう一つお伝えするとすれば、それは「モテる」ということです。
モンゴルでは、力のある男性が象徴とされており、強い男こそ女性からモテるという風潮があるのです。
ですので、女性にモテるというところからも、男性が肉体を強化するということには敏感なのかもしれませんね。
モンゴル出身力士の「ハングリー精神」が日本語上達にも現れています
上記でモンゴル人力士が強いという理由を紹介しましたが、そのハングリー精神は日本語を話す上でも顕著に見られます。
勿論十両力士など、日本の滞在期間が短い力士ほど片言の日本語しか話せませんが、大関や横綱になると、テレビで見た時に誰もモンゴル語を話している人はいませんよね。
これは、モンゴル人の国民性なのかもしれません。
勤勉であり、愛国心が強く、風潮に重んじる国民性がまさに日本の国技の大相撲の風潮を理解しているのではないでしょうか。
モンゴル相撲の特徴と日本の相撲との違いについて
では、モンゴル相撲と日本の大相撲の違いというのはどのようなところにあるのでしょうか?
モンゴル相撲について紹介したいと思います。
モンゴル相撲
最初は見た目からお伝えします。
みなさんおわかりの通り、日本の大相撲の競技衣装と言えば「マワシ一本」です。ところがモンゴル相撲は、体の様々な部分に民族的な物を着用したりと色とりどりなのも代表的な特徴と言えるでしょう。
モンゴル相撲は別名を「ブフ」とよばれており、形としては総合格闘技の一種なのです。
「ブフ」の中でもさらに2つに分類分けされます
内モンゴル系の「ウジュムチン・ブフ」と「ハルハ・ブフ」です。
衣装もそれぞれ違いがあり、ルールも違います。
- ウジュムチン、ブフ…あしの裏以外の場所が地面につくと負け。
- ハルハ、ブフ…肘、膝、頭、背中、尻のいずれかが先に地面につくと負け。
そう考えると、日本の大相撲のように押し出しが成立しないのも理解できますね。
モンゴル出身力士は増えているのに、なぜ中国や韓国の力士は増えないのか
では、アジア圏を見た時に、モンゴル人力士が自然と増えている一方で、他の中国や韓国などの力士の存在が感じられないのはなぜなのでしょうか?
相撲の先駆者が居ない
表に出ていないだけで、韓国人力士も中国人力士も居たことは事実のようです。
ただし、幕内止まりや成績が芳しくない力士だったため、それぞれの国内で取り沙汰されることも無いことから、後続者が現れないというのが現状なのです。
確かに、人間は素晴らしい人を目標にするというところがあるので、先駆者が居なければ母国の見本にならないので魅力が伝わりづらいというところも感じますね。
さいごに
ここまで、モンゴル人力士について詳しく紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
最近では影に隠れがちな日本人力士の存在ですが、国技なだけあってたくさんの力士も存在していますので、大相撲をもっと華やかにする意味合いも込め、時間がある時は是非大相撲をチラッと見てみて下さい。
新たな魅力を発見することができるかもしれません。