ネオンテトラの繁殖時期とは?健康的なオスメスを見分けよう

ネオンテトラを増やしたい場合、まずは繁殖時期を見極めることが必要です。

ではネオンテトラの繁殖時期はいつなのでしょうか。
産卵の兆候は?健康的なオスメスを見分けるポイントは?

ネオンテトラの繁殖に必要なものや繁殖方法、また繁殖の難易度などについて調べました。繁殖に成功した後の稚魚の育て方も併せてぜひご覧ください。

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ネオンテトラの繁殖時期はいつ?

ネオンテトラは、ペットショップでも人気の高い熱帯魚です。
一匹でも十分きれいですが、複数で泳いでいる光景は非常にきれいなものです。

ネオンテトラを繁殖させようとしたとき、まずは産卵の兆候や時期について知っておきましょう。

繁殖の第一条件は、若い個体は必要です。
ネオンテトラは成長が早く、生後4~6ヶ月ほどで大人になります。

若い成長したオスとメスを、同じ水槽に入れると1匹のメスを複数のオスが追いかけます。
これが最初の繁殖の兆候だと言えます。

複数のオスで、メスを取り合っているのか、とにかくよく追いかけます。

メスは逃げていますが、相性がいいオスとメスが体を擦り合わせて産卵します。

ばら撒かれるように産卵された卵は、一度に10個くらいがゆっくりと沈んでいきます。
これを数回に分けて産卵して、50~100個くらい産んでいきます。

産卵する水槽を、事前に分けておくと手間を省くことが出来ます。
オスとメスがペアになったら、繁殖用の水槽に移すことが出来たらベストです。

ネオンテトラの繁殖時期を見分けるポイントは?

ネオンテトラの繁殖時期を見分けるポイントを、いくつかまとめていきます。

  • 健康なオスとメスを見分ける
    ネオンテトラを繁殖させるためには、健康状態のいいオスとメスを見分ける必要があります。
    健康に産卵出来そうなメスは、お腹がふっくらとしています。
    オスとは体型が違うので、すぐに見分けることが出来ると思います。
    オスは見分け方が難しいので、メスとは違うスマートな体型だと覚えておきましょう。
    全体的にメスよりも小さいことも特徴です。
    繁殖するためには、体長は2.5cmくらいの大きさのネオンテトラが最適です。
    3cmくらいまで成長していると、老成していることであまり繁殖には適していないので注意して見てみましょう。
  • 水温の低い状態を経験させる
    自然界のネオンテトラは、水温が低くなると、産卵して子孫を残す時期が来たと思います。
    水槽でも同じ環境を作ることで、産卵を促すことが出来ます。
    水温は15~18度くらいで、3時間くらいかけてゆっくりと水温を下げていきます。
    1週間くらい、この水温をキープします。
    次に水温を24度くらいまで、先ほどと同じように3時間くらいかけて上げていきます。そして餌を多めに与えます。
    産卵の準備が整うと、メスのお腹がふっくらとしてきます。
    お腹がふっくらしたことを確認したら、繁殖用の水槽に移しましょう。

繁殖時期到来!ネオンテトラの繁殖は難しい?

ネオンテトラは丈夫で混泳もすることが出来て、非常に飼育しやすいとされています。
しかし、繁殖に関しては難しいようです。

長い間、人工繁殖を成功させることが出来ませんでした。
初めて繁殖に成功したのは1953年頃だとされていて、そんなに昔の出来事ではないのです。

以前の繁殖方法では成功しなかったことから、このとき繁殖に成功した方法は従来の方法とは少し異なっていたようです。

ネオンテトラを繁殖させるには、季節などの時期の影響は少なく、親魚が繁殖出来る状態まで成長していることが条件となります。

若い親魚をオスとメス確保することが大切な条件となります。
大きさは2.5cmくらいの個体で、3cmまで成長していると老成しているので繁殖には適していません。

水槽の中の水は、弱酸性に保つことが大切です。
pH6.5くらいの水質を保てるようにしましょう。

ネオンテトラの繁殖に必要なものは?

ネオンテトラが繁殖するために必要なものは

  • 産卵用の水槽
  • 水槽を暗くするための黒い紙や布
  • 予備の水を作っておくためのペットボトルなど
  • エアレーション
  • 健康なオスとメス
  • 稚魚の餌

この他にも、親魚に低い水温を経験させることも必要です。
時間をかけてゆっくりと水温を下げ、1週間くらい同じ水温を保ちます。

水温を上げるときも時間をかけてゆっくり行います。

急激に水温を変化させてしまうと、免疫力が低下して白点病を発症してしまう危険性があります。
温度の変化の際には、くれぐれもゆっくり時間をかけてということを注意して下さい。

ネオンテトラの繁殖に成功し稚魚が孵化した後の育て方は?

繁殖用の水槽には、メス1匹に対してオスを2~3匹入れると、無精卵になる可能性が低くなります。

受精率を上げると、繁殖成功のチャンスも高くなるので、受精卵の数を多くする工夫も大切です。

そして無事に稚魚が孵化したら、2日はそのまま静かにしておきましょう。
3~4日くらいになると、だんだん活発に泳ぎだし餌を食べるようになります。

最初は卵黄を溶かして与えたり、稚魚用の餌を与えて下さい。

1週間を過ぎた頃から、ブラインシュリンプなどを与えていきましょう。

餌をたくさん与えてしまうのは、水質を悪化させる危険性があるので量に注意しましょう。
ろ過フィルターは、稚魚が吸い込まれてしまう可能性があるので、弱くエアレーションを使う程度にしましょう。

水質の変化などに注意しながら、1ヶ月くらいはそのまま育てます。
6週間くらいすると、見た目もネオンテトラらしくなるので、親魚と同じ水槽で飼育することが出来るようになります。