グッピーの赤ちゃんを繁殖させて育てたいと考えている人もいますよね!グッピーの赤ちゃんは一体どのように成長していくのでしょうか。
成長のスピードはどのくらい?餌の与え方や回数は?気をつけることはある?
そこで今回は、グッピーの赤ちゃんを育てる時のポイントと成長についてお伝えします!
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グッピーの赤ちゃんの成長過程・出産と餌について
グッピーは卵胎生のメダカの仲間なので、他の魚と違って、卵ではなく稚魚を出産するということはご存知ですか。
卵をお腹の中で孵化させ、赤ちゃんの状態で出産するのです。
稚魚の状態で出産するので、卵の管理などをする必要はありません。
生まれた赤ちゃんの時点でも、サイズもまあまああるので、稚魚を繁殖させたいという場合、グッピーは非常に繁殖させやすいです。
いつの間にかたくさん泳いでいた、なんてことも珍しくないようです。
赤ちゃんが生まれたら餌を与えます。
大人の魚の餌は食べることが出来ないので、細かくすりつぶしたベビー用の餌か、ブラインシュリンプやインフゾリアを与えるようにしましょう。
稚魚用の水槽で適した餌を与えていれば、2~3ヶ月で大人のグッピーに成長します。
こうして大人になると、その成長したグッピー同士で繁殖することも可能な体にはなっています。
しかし近親で繁殖をすると、奇形を持ったグッピーが生まれる可能性が高くなってしまいます。
グッピーには特に繁殖期といった時期はなく、いつでも繁殖することが出来ます。
なので出来るだけオス同士、メス同士で水槽を分けておくといいでしょう。
繁殖をさせるときだけオスとメスを一緒にして、交尾が出来る環境を作ります。
約1ヶ月ほどで赤ちゃんが生まれます。
グッピーの赤ちゃんの成長は餌を与える回数がポイント
グッピーの赤ちゃんは、生まれたらすぐにお腹いっぱい餌を食べられるようにしてあげましょう。
生まれたばかりは、これからの成長にも関わってきます。
少し多いかなと思うくらいの餌を与えてあげましょう。
グッピーの赤ちゃんに限ったことではないのですが、これから成長するにあたり、餌の量や質は非常に重要なことになります。
グッピーの赤ちゃんを丈夫に元気に成長させるためには、稚魚の頃からの適切な餌が必要
稚魚用の餌やブラインシュリンプを与えるようにします。
稚魚専用の餌は、栄養バランスが非常に優れていて、タンパク質が豊富に含まれています。
稚魚が食べやすいようにサイズなど考えられているので、非常におすすめです。
これらの餌を一日に少なくても2回は与えるようにしましょう。
3~4回くらい与えることが出来る環境だと、なお望ましいです。
稚魚として考える時期は、尾びれに色が乗るようになるまでということを、一つの基準にしてはどうでしょうか。
成長して大人のグッピーになると、オスメスという性別に関係なく尾びれに色が乗ってきます。
グッピーの赤ちゃんの成長が早い水温と育てるポイント
本来グッピーの適正とされている水温は、25度前後だとされています。
常に25度ちょうどに保つことは難しいので、23~26度の間であれば大丈夫です。
基本的に温度変化の少ない環境で育つ種類なので、温度変化があまり起こらないように心がける必要があります。
赤ちゃんの間は、水温を通常より高めの28度くらいに設定すると、成長を早くさせてあげることが出来ます。
稚魚の間は、このような水温にも意識してみて下さい。
育てるポイントですが、生まれたときから稚魚の状態で生まれてくるので、基本的に
通常の飼育方法で構いません。
より確実で安全に飼育をしたいのであれば、生後2週間くらいは稚魚用の水槽や産卵箱で飼育することをおすすめします。
ただ産卵箱で飼育するとなると、水を循環させる機能がありません。
糞や汚れは、スポイトなどできれいに取り除いてあげ、清潔な環境を保つようにしてあげましょう。
餌ですが、ブラインシュリンプを与えることが好ましく、生後間もない時期は一日に5回以上の頻度で与えてあげると、成長を促進させることが期待出来ます。
グッピーの成長速度と稚魚の色について
グッピーの成長速度は、実は飼育環境や餌などの状態で変化が出てきます。広い水槽で、水温が比較的高めに設定されていると、成長の速度も早くなります。
広い水槽で飼育されているグッピーは、日頃から泳ぐ運動量が多くなるので、大きく成長することに繋がります。
水温も温かい方がよく育ちます。
高い場合だと、28度くらいまで上げることもあります。
水を換える頻度も非常に大切で、頻繁に多くの水を交換することで代謝が上がり、成長の手助けになります。
生後間もないグッピーの赤ちゃんは、約1cmくらいの大きさです。
生まれてから5日も経つと、元気いっぱいに水槽内を泳ぎ回り、非常に活発に活動するようになります。
生後1ヶ月も経つと、1.5~2cmくらいに成長して、2ヶ月が過ぎると3cmを超えます。
そのくらいになると、成魚だと言えます。
餌の量が足りなかったり、餌の質が適切ではないと、成長にも健康にも影響してきます。
適切な餌を与えることを意識しましょう。
生後間もないグッピーは、薄い肌色をしています。
メダカに近い色ですね。
1.5cmくらいの大きさになる頃から、尾びれが成魚に近い色が乗ってきて、見た目が変化してきます。
生後60日頃になると、ほとんど成魚と同じ色になってきます。
グッピーの赤ちゃんを育てる時は数の増えすぎに注意して!
グッピーは非常に繁殖させやすい魚です。
なので、時に繁殖しすぎて稚魚の数が多くなりすぎるということも起こります。
繁殖する力も非常に強く、オスの精子をメスは体内に蓄積させておくことが出来ます。
なので、オスがいない環境でも2回は出産することが出来ます。
出産のたびに産卵箱で飼育していると、繁殖の強さから水槽が全然足りないという事態も十分に考えられます。
もしどうしても稚魚が多くなりすぎてしまったという場合は
- ペットショップに引き取ってもらう
- 繁殖を調節する
- 知人に引き取ってもらう
という対策を考えるのも、一つの方法です。
オスとメスを別々の水槽で飼育することで、繁殖を調節することが可能です。
また、稚魚が隠れる水草を水槽から取り除くことも、少し繁殖を抑制する効果が期待出来ます。
川や湖という自然に放流することは、絶対にやめて下さい。
生態系を壊してしまう可能性も大きいですし、温暖な地域だとあっという間にグッピーがものすごい繁殖をしてしまいます。
野生化したグッピーが、大量発生ということになってしまうので、自然への放流は絶対にやめましょう。