メダカが孵化する直前までの卵の扱い方や孵すポイント

メダカの卵は孵化する直前まで気を抜けないですよね。では、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?

孵化しない原因や理由にはどんなに気をつけていていても防げないこともあります。のような孵化できない卵を見つけたら取り出しましょう。

孵化するまでの日数や孵化する直前の特徴、孵化させるためのポイントなどを紹介します。

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メダカはどのくらいで孵化するのでしょうか?直前の卵について

メダカのお腹が大きくなると、なんだか飼育している方までドキドキしてきますよね。
産卵した後、孵化するまでの時間は飼育者としては不安になることも多いはず。
出来れば早く元気に孵化して欲しいですよね。

メダカが孵化するまでの期間は飼育環境、特に水温の影響は大きく、水温は高めの方が孵化するまでの期間は早いと言われています。

メダカが孵化するための適温は20~28℃とされていますが、中間の25℃位の水温だと10日前後が孵化の目安となります。

孵化するまで水温は、稚魚の成長にとても影響を及ぼすと考えて良いでしょう。
適温以上に水温が上がり30℃を超えてしまうと奇形になってしまったり、適温よりもの低い水温の場合には稚魚の成長が遅れてしまい悪影響を及ぼしてしまいますから、適温の維持はとても重要です。

卵が成長してくると、黒い点を見つけることが出来るようになります。
これは黒くなってきた稚魚の目です。
さらに稚魚が成長すると、卵の中で動く様子も確認できるようになります。
稚魚が卵の中で元気に動き回るなら、孵化がかなり近づいているサインです。

メダカの卵が孵化直前にダメになってしまう原因

卵が順調に育ち2つの目が確認できるようになると、孵化が近づいていると嬉しくなりますよね。
しかし、いつのまにか白いカビが発生して、そのまま卵が腐ってしまうということがあります。

孵化の期待が高かっただけに、かなりガッカリしてしまうことでしょう。

この白いカビの原因は、水質の悪化と水温の低さだと考えられています。

親メダカや他の成魚が元気に泳いでいる水槽でも、デリケートな卵にとってはあまり良くない水質であることも多いです。
メダカの成魚たちはすでにその環境に慣れてしまっているので、強い耐性を持っていますから。
しかし、これから誕生する稚魚は違います。

もし、白カビが生えてしまうような状態であれば、ろ過フィルターを見直す必要があります。
場合によっては追加することも検討しましょう。

水温に関しては、夏場であれば20~28℃をキープするのはさほど難しく無いと思いますが、真夏日などには注意しましょう。
冬の場合には、ヒーターが必要になるかもしれませんね。

孵化しないのはナゼ?メダカの有精卵と無精卵

メダカが卵を産み付けてから、孵化までの十数日はもっとも飼育者として緊張するときかもしれませんね。
期待に胸を膨らませていたのに、ぜんぜん卵が成長しないということもあります。

その原因は無精卵です。

メダカはメスの抱える卵に、オスが体液をかけて受精させます。
受精は卵にある入り口からオスの体液が入り込むと完了なのですが、失敗することもあります。
それが無精卵です。
残念ながら、無精卵は孵化しません。

無精卵と有精卵の違いは、色とやわらかさです。
無精卵は白く濁っていて、指で触ると直ぐに割れてしまいますが、有精卵は中を確認することが出来るほど濁りがなく、指で触ると弾力があって力を入れなければ割れません。

いつまでたっても孵化しない時には、そっと触って確認してみましょう。

メダカが孵化する直前も光を当てることは大切

メダカが順調に孵化するためには、水温と水質の管理が重要になります。
これらの条件が整わないと、白いカビが生えてダメになってしまう可能性が高いからです。
ただし、これらの条件が整っていても、無精卵の場合には白くなってしまい最終的にはカビが生えてしまいます。
これは諦めるしかありません。
順調に成長している有精卵まで全滅させかねないので、カビた卵は早めに取り除きましょう。

有精卵を順調に孵化させるためには、水温と水質の管理はもちろんですが、日光に当てることも大切です。

メダカの繁殖活動を促すためには日照時間が重要で、約14時間の照射が必要だと言われます。
春~夏であれば、陽のあたる場所に水槽を置いていれば確保できる時間でしょう。
秋以降で照射時間が不足するようであれば、ライトを使って日照時間を伸ばすと効率的ですよ。
日照時間が不足すると卵の成長を止めてしまう原因にもなってしまうので、順調に孵化させたいなら気をつけたいポイントですね。

メダカが孵化する直前までは水道水でOK

メダカの卵を確実に孵化させたいなら、卵は本水槽とは隔離するのがおすすめです。
水質が悪化すると卵にカビが生えてしまう可能性が高いので、毎日水換えを行いましょう。

一般的に水槽の水換えを行なう時には、カルキ抜きした水を使いますが、卵の場合には水道水のままでも問題ありません。
卵は塩素の影響を受けないので、よい消毒となるでしょう。

ただし、水温には注意が必要です。
水換えを行なう時には、水道水を汲んだ後にメダカの卵の容器近くに置いて水温を揃えましょう。
それから、7割程度の水を交換すると良いでしょう。
毎日行なうことで空気を含んだ水を供給できますし、なにより清潔です。

注意してほしいのは、水道水を使えるのはあくまでも卵の時だけということです。
卵に稚魚の目を確認したら孵化が近づいているので、カルキ抜きした水を使うようにしてくださいね。

メダカの成魚には良いとされるグリーンウォーターは、プランクトンだけでなく雑菌もたくさん含まれています。
そのため、デリケートな稚魚にとってはあまり良い水質とは言えないので、控えましょう。

孵化直前まで気を抜かずに、適した水温と水質、そして日照時間に注意して上げてくださいね。
そうすれば、元気な稚魚に出会えるはずです。