メンタリズムと心理学はどんな違いがあるのでしょうか?調べてみると、意外な結果となりました!?
心理学もメンタリズムもどちらも気になりますが、どちらも他人を知ることができるし自分のことも知ることができるところに魅力を感じますよね。あの行動のにはこんな心理が隠されていた!?
メンタリズムと心理学の違いやメンタリズムの使い方などを紹介します。
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メンタリズムと心理学に違いはあるの?
心理学とは
アメリカ心理学学会によると、心理学の定義とは「心と行動の研究」であり、表情や体の動き、持ち物や言動から相手の考えを推察するものです。
人の行動と心理には次のような関係があるとされています。
- 記憶を思い起こそうとするときには視線は左上に、想像する場合は右上に向かう
- 腕を組むポーズは警戒心の現われ
- 「でも」という言葉が多い人はネガティブな傾向がある
- 大きなカバンを持ち歩くのは心配性な傾向がある
このように行動や言動から、深層心理を探り人物像を予想する学問が心理学です。
メンタリズムとは
心理学と似て非なるものであるメンタリズムは、根本的には相手の心理を読み解くという共通点があります。
ただ、メンタリズムは心理学を応用して「相手を誘導する」ことが目的の「技術」です。
メンタリズムの「行動・態度・言葉から深層心理を読み解く」というのは心理学と同じであり、そこから進んで「相手を誘導する技術」がメンタリズムなのです。
心理学とメンタリズムの違いは気持ちを知ってからの行動
観察する
まず相手の目・口元など感情が表れやすい箇所をよく観察して心理状況を読み解きます。相手が今「どんな状態であるか」を観察によって導き出します。
アセンブリ
人間の感情・思考の多くは「視線」に現れるといいます。無意識に「良い」「悪い」といった感情の動きによって特定の場所(アセンブリ)に視線を向ける習慣があるのです。
条件付け
「特定の動作を見ると、ある感情が呼び起こされる」という反射条件(アンカー)を相手に植え付け、その動作を見せることで相手の感情をコントロールします。
マッチングする
人は自分と似たものに親近感を覚えるものです。この心理を使い、相手の動作や言葉を真似ることで無意識に信頼感を感じさせます。
マーキングする
相手を意図した動きに導きたいとき、関連するワードを日常的にちりばめたり、声のトーンやスピードを変えることで無意識かに働きかけて誘導すします。
話法
2~5の手法で相手が意識しないうちに思考を誘導して、こちらの話を受け入れやすい状態にすることで成功率を上げる。
メンタリズムと心理学の違いがわかると面白い!
相手が自分に対してどの程度好意を持っているかがわかる方法があります。
相手に「手を見せて」と言ってみましょう。
迷いなく手を出した場合は、すでにある程度の信頼感を持たれていることがわかります。
逆になかなか手を出さないという場合は、あまり信頼されていないということになります。
また、手を出した場合でも、その距離が近いほど信頼の度合いが深いといえます。
次に出された手をこちらに向けて引っ張ってみましょう。力が入っていて抵抗を感じるようなら、命令されるのが嫌いな傾向がある人です。
素直に手を引かれる人は、物事を受け入れやすい傾向があります。
そのどちらかを見極めたうえで、その相手が周囲からはどう見られているのか他の人に聞いてみましょう。
周りからは「気が強い」と思われているのに、あなたには素直に従ったというのであれば、あなたに対して好意を持っている可能性が高くなります。
たったこれだけのことでも、相手にどう接したらいいのかヒントになりますね。
メンタリズムや心理学を知ると自分のことがわかるかも!
人とのコミュニケーションでは、多くの人が「本音」と「建て前」を使い分けるものです。相手の言葉だけでは、考えていることを把握することは難しいでしょう。
そんなときは、視線表情、体の動きをよく観察すると気持ちを読み取ることができるかもしれません。
- 視線…嘘を言っていると視線は右に流れる
- アゴをさする…自分の方が立場が強いという意思表示
- 頬を触る…緊張を緩めている
- 耳に触れる…関心が移り、別のことを考えている
- 腕を組む…話を聞き入れていない
- 足をたびたび組みかえる…話を切り上げたい
- 両手を上げる…自分を大きく見せたい。からいばりする態度
人それぞれに癖もあるので、この動作が必ずその心理であるというわけではありませんが、多くのデータから人にはこういった傾向があるということがわかっています。
また客観的に自分がこれらの動きをしていないか意識することで、自分の心理状態を自覚することができるでしょう。
メンタリズムを使えば嫌われない人になる!?その方法とは?
「話をするときは相手の目を見なさい」と言われた記憶はあると思います。
一般的に言われるものではありますが、必ずしもそうだとは限らない場合もあります。
気まずい話をしなければならないときは、あえて目を合わせないほうがいいこともあるものです。
自分がミスをしたことを謝罪しなければならないといった場合には、きちんと目を見て話す必要があるでしょうが、相手にとって気まずい話題などは目を見て話すと、余計な圧迫感を感じさせてしまうでしょう。
必要以上に相手を問い詰める必要がない場合などは、あまり目を合わせない方がいいのかもしれません。
もちろん、あまり露骨に視線を合わせないのは失礼だし相手を不快な気持ちにしてしまうこともあります。
逆にこれを利用して、相手にプレッシャーを掛けたり、わざと嫌われるように仕向けるという方法もあります。