ポリエステルの生地は撥水効果がある?撥水加工について

ポリエステルの生地自体は撥水効果はありません。しかし、撥水加工をすれば水を弾きやすくなります。

撥水を目的としているときには、ラミネート生地のものを選ぶといいでしょう。

ポリエステル生地に撥水加工がされている、もしくは撥水加工をすれば水が染みにくくなりますがどのような方法で撥水加工をすることができるのでしょうか?ポリエステル生地の撥水について紹介します。

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ポリエステル生地自体に撥水効果はありません

ポリエステルは衣類をはじめ、バッグやテントなど様々なものに使われています。ポリエステルは石油から人工的に作られた化学繊維のひとつなので、強くて丈夫で非常に便利な素材です。デリケートな素材にはポリエステルを組み合わせることで強度を高くして扱いやすくすることもできます。

ポリエステルは水にも強く、吸湿性が低いので早く乾きます

レインコートやバッグなどにもポリエステルが使われていますが、ポリエステル自体に撥水効果があるわけではありません。水を弾くのはポリエステルに撥水加工をしているからです。

撥水加工は糸に加工が施され、水を表面ではじいて染み込まないようにしてあります。雨があたったときに水分が染み込まず水滴となって転がるのは撥水加工がしてあるからです。
ポリエステルの洋服に撥水効果があるわけではないので、水が染み込まないようにしたい場合は生地に撥水加工をかける必要があります。

撥水効果のある生地はコレ

生地に撥水加工をすることで水を弾いて浸透するのを防ぐことができます。撥水加工された生地で代表的なものにラミネート生地があります。
ラミネート生地は普通の生地の表面または裏面に塩化ビニル樹脂を貼り合わせて加工したものです。塩化ビニル樹脂は水を弾くので、水がついても生地に染み込むことはなく、表面に玉のように浮いているので拭き取ることができます。テーブルクロスやランチョンマット、洗面用具を入れるポーチなどによく使われています。

表地の生地は綿や麻などの普通の生地を使いますが、塩化ビニル樹脂を貼りつけるためビニールぽくなり、生地としての風合いは少し変わってしまいます。

撥水効果のある生地が必要な場合

ラミネート生地を購入しても良いですし、手持ちの生地にラミネート加工をしてくれるお店もあるようです。お気に入りの生地にラミネート加工をしたい場合は生地を取り扱っている業者に確認してみると良いでしょう。

手持ちの生地に自分でラミネート加工をすることもできます。生地用のラミネートフィルムが市販されていますので、アイロンの熱を使ってラミネート加工をします。
フィルムは片面がツルツルしていて、裏面はザラザラしています。アイロン台に上に、生地にラミネート加工をしたい方を上にして置いたら、フィルムのザラザラした方を生地にあてて置いてください。フィルムの上にあて布を置いてからアイロンをかけます。フィルムが温かいうちにフィルムを剥がすと、生地にラミネートが貼りつきます。簡単なので、お気に入りの生地に撥水効果をもたせたいときは、ぜひ試してみてください。

ラミネート加工された生地の他に、ナイロン生地にも撥水効果があります。ナイロン生地には薄手のものから厚手のものまでありますので、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。薄手のものは食品用のエコバッグなどにも使われています。

ポリエステルの生地も撥水加工をすれば水を弾きます

ポリエステル生地に撥水効果をつけたい場合は、撥水スプレーを使うと良いです。撥水スプレーには成分によりフッ素のものとシリコンのものがあります。

フッ素が成分の撥水スプレーは水と油を弾くことができますが、シリコンの方は水のみになります

どちらも糸よりも細かいので、生地にスプレーするだけで糸の一本一本にはりつき、水を弾く効果が出ます。
フッ素の撥水スプレーを使うときはアイロンを使うことで更に撥水の効果を高めることができます。アイロンの熱によりフッ素樹脂をより繊維に密着させることができます。

撥水スプレーを使うときは、まずは洗濯などをして生地の汚れを取り、きれいな状態にしてください

汚れがあると撥水効果があまり長く効かなくなります。撥水効果を持たせたいものには購入したらすぐに撥水スプレーをかけると良いでしょう。
全体にスプレーする前に、まずは目立たない部分で色落ちや変色がしないかどうか確かめてください。少しだけスプレーしてしばらく時間を置き、生地の状態に変化がなければ全体的にスプレーしてください。生地から20センチ以上離して、生地が湿るくらいにスプレーします。スプレーする量が足りなかったりムラが出ないように、2~3回に分けてスプレーすることをおすすめします。
撥水剤が完全に乾くまで干しておいてください。

撥水スプレーは使う度に効果が薄れてしまいます

摩擦に弱いため、洗濯をすると撥水剤も洗い流してしまうので、洗濯をしたら撥水スプレーをするようにしてください。効果がどれくらい持つのかは撥水剤や使う頻度によって変わってきます。撥水効果が薄れてきたと感じたら、撥水スプレーをかけるようにしましょう。

撥水加工したポリエステル生地の洗い方

撥水加工をしたポリエステル生地は、洗濯をすることで擦れや摩耗によって撥水効果が落ちる可能性があります。洗濯機は汚れを落とすようにできているので、生地の撥水加工も同様に落としてしまうことがあります。

撥水加工をした生地は洗濯機で洗えるが、洗濯成分が残らないようにすすぎをしっかりとする必要がある

洗濯成分が表面に残ってしまうと、撥水の効果が十分に発揮できなくなってしまいます。
洗濯は通常に行っても構いませんが、洗濯成分が残らないように流すことがポイントになります。

洗濯を繰り返すことで撥水加工もどんどん薄れていっていますます。部分的な汚れの場合は洗濯機で洗わずに、汚れた部分だけ手洗いするようにしましょう。最初から洗濯機を使わずに手洗いをするというのもおすすめです。手洗いなら汚れた部分だけを集中的に洗い、汚れがひどくない部分は軽く洗うことで、撥水加工をできるだけ落とさないようにすることができます。

撥水加工のポリエステル生地は乾燥機で乾かしましょう

撥水加工をしたポリエステル生地を洗濯したときは、できるだけ乾燥機を使って乾かしてください。撥水加工は熱を加えることで復活します。
ポリエステルの生地の表面は細かい毛で覆われれいます。生地が濡れたり摩擦によって生地の表面の毛が寝てしまうと撥水効果が薄れてしまいますが、熱を加えることで毛が立ちますので、撥水効果も復活させることができます。

撥水加工をしたポリエステル生地を洗濯したあとは、乾かしてから乾燥機に20分くらいかけてください。濡れた状態で熱を加えるのではなく、生地に水分がない状態で熱を加えるのがポイントです。

乾燥機がない場合はアイロンを使っても良いです。アイロンを使う場合は必ずあて布をしてから、中温で使ってください。スチームは使いません。
アイロンの他にドライヤーを使っても良いです。熱を加えることで撥水効果がよみがえるので、生地の表面にドライヤーの温風を当ててください。

撥水加工をしたポリエステル生地を洗濯したときは、熱を加えることで撥水効果を復活させることができますが、効果が出なくなってきた場合は撥水スプレーをかける必要があります。撥水スプレーは生地の表面に吹きかけるので、着用していくうちに効果が薄くなってしまいます。定期的にスプレーするようにしましょう。