うなぎ用の包丁と普通の包丁の違いについて

家庭で料理をする時に、最も使用されている包丁の名称はご存知ですか?
「特に考えたことがない」という人も多いと思いますが、あの包丁の名称は「三徳包丁」、または「文化包丁」と言います。
包丁は形や用途によって名前がそれぞれ異なります。
ですので、普通の家庭ではあまり目にしないような形や名前の包丁も数多くあります。
形が変わっている包丁の中でも特に代表的なのはうなぎ用の包丁なのではないでしょうか。
そんな、ちょっと形の変わっているうなぎ用の包丁と普通の包丁との違いや、その他さまざまな種類の包丁などについてご紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

空手の段位は履歴書に書くべき?資格の欄ではなく特技の欄

空手の段位は履歴書に書いたほうがいいのでしょうか?空手のことを書くときには、資格の欄ではなく特技の欄...

メンタリズムと心理学の違いとは?メンタリズムで気持ちがわかる

メンタリズムと心理学はどんな違いがあるのでしょうか?調べてみると、意外な結果となりました!?...

動物が苦手な人の心理とは?嫌いって言うとイメージ悪くて

動物が苦手なのは仕方ない!心理的なことを探りたいけど、多分『怖い』というのが一番の理由かと思われ...

床カーペットの剥がし方について手順やコツをご紹介します

床カーペットの剥がし方には手順やコツがあります。まずはどのように敷かれていたのかをチェックし、部...

2階のベランダはホースを使うと掃除が楽チンその方法とは

2階のベランダを掃除するときにホースが使えたら簡単にできるのに。そんなお悩みはこの方法で解決しちゃい...

レーヨンとポリエステルの混紡とは?毛玉に気を付けましょう

よく目にするレーヨンとポリエステル。この2つを混紡した素材の服を身に付けることも多いのではないでしょ...

服の簡単リメイクアイデア!メンズ服を着られるアイテムに

もう着なくなった旦那さんの洋服を使って、簡単なリメイクをしてみませんか?大きめのシャツなどは、ア...

日本の神社のなかで三大がつくものを特集!詳しく解説します

日本には8万社以上の神社があると言われていますが、誰がご祭神なのか詳しく知らない人も多いでしょう。...

アパートのお風呂の排水溝つまりを直す方法!原因と掃除方法

アパートのお風呂の排水溝の流れが悪かったり、排水溝つまりにお悩みの方はいませんか?排水溝を掃除し...

電気のスイッチがつかない原因と対処法!自分で交換はNGです

電気をつけようと思ってスイッチをオンにしても電気がつかない!こんな経験をしたことがある人もいるのでは...

喧嘩が強い女性の特徴と付き合い方、女性が落ちやすい男性の特徴

喧嘩をしても負けない気が強い女性。付き合うにはちょっとハードルが高い気がしますが、気が強い女性ほど、...

透明マスクが飲食店の救世主に!透明マスクの効果とメリット

飲食店で透明マスクをつけているスタッフをよく見かけるようになりました。あなたも一度は目にしたことある...

毛玉の取り方は?セーターの毛玉が復活!正しい毛玉の取り方

お気に入りのセーターに毛玉ができてしまい、毛玉を取ってもまた毛玉が復活。毛玉ができてしまうと、お気に...

好きな色の心理【水色が好き】心理効果や性格と相手に与える印象

好きな色によってその人の心理や性格が解ると言いますが、水色が好きな色の場合はどうなのでしょうか?...

ジェットコースターの浮遊感克服には腹筋を鍛える説について

ジェットコースターの浮遊感が苦手。どうすれば克服することができるのでしょうか?意外にも精...

スポンサーリンク

うなぎ用の包丁は、地域によって違いがあった

うなぎ専用の包丁はうなぎ裂包丁と呼ばれています。
その字の如く、うなぎは切るのではなく裂くというのが捌き方のメインとなることがわかりますね。

うなぎは表面にヌメリがありますので、他の魚のように捌くことは難しい特殊な魚なのです。

ですがこのうなぎの捌き方は全国で統一されているわけではなく、地域によって方法が異なるとされています。

捌き方が違うことで、包丁の形状にも違いがあるのです。その地域でちがう包丁の特徴を紹介します。

うなぎ裂包丁の違い

関東(江戸)

江戸裂と呼ばれる関東地方でうなぎを捌く際に使われる包丁です。柄は短く、包丁の先端は切り込みが入れやすい形状になっています。

大阪

阪型と呼ばれ、柄の部分も刃の部分も地金で作られた包丁で、カッターナイフのような形をしています。

京都

京型、京裂と呼ばれ小型の斧のような形をしています。江戸のうなぎ包丁よりも柄が太くしっかりとした印象です。

このように同じうなぎを捌く包丁でも、地域によって似たり寄ったりしているのではなく、形状にかなりの違いがあります。実物を見てみると、なぜこんなに違うのかと疑問に思うほど違いがあるとおわかりいただける事でしょう。

うなぎは包丁だけではなく、捌き方にも違いがあった

うなぎを捌く包丁の形状が違うのですから、やはりその使い方にも違いが出るものです。その違いを紹介します。

うなぎの開き方が違う

関東は「背開き」、関西は「腹開き」でうなぎを捌きます。

この捌き方には地域による歴史や文化が影響しています。

関東地方

うなぎを背開きににする理由は、武士が数多く集まり居住する江戸ではうなぎをお腹から捌くことで切腹を連想してしまうことから背開きが主流となったようです。
時代ならではの由来です。

また、うなぎのお腹部分は脂肪が多く旨味を逃さない意味でも背開きを主流とした捌き方が定着していたと言われています。

関西地方

背開きとは真逆の腹開きとする関西では、「腹を割って話す」事が由来とされているようです。商人の街である関西地方らしい由来なのです。

うなぎの包丁の違いを学んだら、捌いてみよう

スーパーではうなぎは捌いた状態で販売されていますから、自分自身で捌くという事はないでしょう。ですが自分でうなぎを捕まえた場合や生のままのうなぎを突然頂く機会があったら、自宅でなんとか捌き美味しく食べたいですね。

自宅でうなぎを捌く方法

まずはうなぎを自宅で捌く場合には下準備が必要です。

用意するもの

  • 包丁
  • キリ

うなぎは長さもあり、捌く時には頭を固定する必要がありますので、まずは「板」を準備しましょう。平でグラグラしないしっかりとした板を調達します。

そして頭部を板に固定するためにキリやアイスピックのような尖ったアイテムが必要です。100円均一などで揃えましょう。

またうなぎを捌きやすく扱いやすくするために、うなぎを氷水でよく冷やします。この一手間でうなぎが大人しくなり捌きやすくなります。また捌いた後に熱湯をうなぎかけますので、やかんなどに用意しておきましょう。

捌く方法

  1. うなぎの背中が手前になるようにおき、エラの部分にキリなどを刺し固定します。この固定が弱いと捌いている途中に外れ、失敗する原因になってしまいます。
  2. 左手でうなぎを上から押さえながら、うなぎの背の真ん中部分(中骨に沿って)を意識しながら固定した部分から尻尾の先まで思い切って捌きます。
  3. 食べやすい大きさ、調理に合うように整えます。
  4. 捌いたうなぎのヌメリを取ります。ヌメリはうなぎに熱湯をかけると取りやすくなります。
  5. 熱湯をかけて包丁の背などでヌメリを掻き落とすようにしましょう。
  6. ヌメリが取れたらあとは調理できます。

捌き慣れていないうちはなかなか真っ直ぐに捌くも難しく、切った断面もボコボコしてしまったりもします。ある程度回数を重ねる事で上達させる事ができるでしょう。

他の包丁の種類についても学ぼう、和包丁編

家庭で使われる包丁は和包丁と洋包丁が一般的になっています。

包丁は切る食材に合わせて使い分ける事が理想とされており、魚を捌く、切る時には和包丁、お肉や野菜などを切る時には洋包丁の方が適していると言われています。

ですが使い分けが難しい、1本で楽に食材を切りたいという人に適した包丁もあります。それは「三徳包丁」という名前で販売されています。

和包丁は出刃とも呼ばれ、刃は片面になっており、鋼で作られています。
和包丁のメリットは、切れ味がよく魚をおろしたり骨を切りやすいところです。
こういった調理では洋包丁と使い分けて見ると、使いやすさを実感する事が出来ると思います。

ただ鋼製ですので手入れを怠ると錆びやすいという点があります。

酸や塩分が刃に付着したままにしておくと錆びてしまうため、中性洗剤で洗った後は布巾などでしっかりと拭いとる事が長持ちの秘訣です。

他の包丁の種類についても学ぼう、世界の包丁編

以前海外の食事を紹介するテレビ番組を見た時、食材を切るのにナイフを使っていた光景がとても印象的でした。

日本の包丁よりもコンパクトな形です。

世界には様々な種類の包丁がありますが、日本のお店では世界で使われている包丁は「洋包丁」として販売されてます。
その洋包丁にもいくつか種類があり、その目的によって形状が異なります。

洋包丁の種類

  • 骨スキ包丁
  • 洋出刃包丁
  • ペティナイフ
  • 牛刀
  • パン切り包丁

この他にもまだ種類はあります。
我が家に唯一ある洋包丁はパン切り包丁です。

パンは三徳包丁などでは切れなくはないですが、切り口がボロボロになってしまったり、綺麗に切ることができませせん。ですがパン切り包丁を使うことで、パンを潰さず綺麗な断面に切ることができますので、やはり専用の包丁を使い分ける事は大切なのだと思います。

調理中に切りにくい、使いにくいと感じる時にがあるのなら、それはその食材に包丁が合っていないことが原因かもしれませんね。